マッチングアプリで投資詐欺の被害に？勧誘してくる男女の特徴や対処法を解説

マッチングアプリには、素敵な出会いを求める男女の気持ちを利用して投資勧誘をする業者が密かに紛れ込んでいます。

国民生活センターから「出会い系サイトやマッチングアプリ等をきっかけとする投資詐欺に注意するように」と、注意喚起を出しているくらいです。

このような業者との出会いは、大切な時間を無駄にしてしまうだけ。

そこでこの記事では、マッチングアプリで投資勧誘をする男女の特徴や対処法を解説します。

「おかしいな」と自分で思えることが何よりの予防になりますよ！

執筆者

M2W編集長

首藤 こず恵

20代後半女性。結婚相談所サンマリエへの勤務経験を持つ。男女問わず数々の婚活の悩みを聞き、アドバイスをした経験から婚活全体の情報を婚活者側・運営側の両方の目線で発信中。

マッチングアプリで投資を勧めてくる人は100％業者

結論からいうと、マッチングアプリで投資を勧めてくる人は100%業者です。

マッチングアプリは、恋活や婚活などの男女の出会いを手助けするためのツールです。

それにもかかわらず、金銭の話や投資話をしてくるのは普通ありえません。

業者は、騙す相手の警戒心がなくなってくると、自然な話の流れで投資話をし始めます。

業者は詐欺のプロなので、いくら口説いても落ちることはほぼなく、もしかすると相手の性別も本当かどうかわからないが現状です。

マッチングアプリでよく勧誘される投資の例はこちらです。

投資話をされたら、すぐに連絡手段をな断ち切ってください。

マッチングアプリで投資を勧める男女のプロフィールの特徴

マッチングアプリで投資を勧めてくる場合、最初は一般ユーザーを何ら変わりなく近づいてきます。

しかし、プロフィールをよく読むと、相手が投資勧誘を行う業者と分かることがあります。

マッチングアプリで投資を勧めてくる男女のプロフィールの特徴はこちらです。

それぞれ詳しく解説します。

投資や副業で稼いでいるアピール

プロフィールで投資や副業をアピールしている人は業者かもしれません。

普通であれば、プロフィールにそのような内容について書くと、「怪しいと思われるかもしれない」と考えます。

しかし、業者の目的はその怪しさに気が付かない「だましやすい人」「投資や副業に興味がある人」を選別することです。

また、プロフィールの文章が意識高い系の言葉で埋め尽くされている場合、マルチ商法の勧誘の場合もあります。

どちらにしても、違和感のあるプロフィールの人とはマッチングをしないようにするのが大切です。

プロフィールにLINE IDの記載

マッチングアプリで投資勧誘を行うユーザーは、外部のメッセージツールでのやり取りを好むため、LINE IDが記載されている人は勧誘業者と考えられます。

業者が、LINEでやり取りしたがる理由はこちらです。

LINEは便利な連絡手段であるため、最初からLINEでやり取りした方が、早く仲が深まると考える人もいるでしょう。

しかし、大きな罠かもしれないので興味本位で記載されたLINE IDから友達登録をしないようにしましょう。

また、LINE ID以外にも、InstagramやTwitterのIDを記載している人もフォロワー獲得目的であることが多いため、避けたほうが無難です。

SNSのアカウント情報は個人情報なので、不特定多数の人が見れるマッチングアプリに掲載している人はかなり怪しいです。

美人すぎ・イケメンすぎる写真の掲載

あまりに美人・イケメン過ぎる人は、他人の写真を無断で使用している業者かもしれません。

画像検索を使うと、「なりすまし」が分かることもありますが、実は画像検索にヒットしない場合があります。

例えば、左右反転や画像の一部を切り取った画像は、画像検索にヒットしません。

また、相手の性別が正しいかどうかも不明です。

他の人と比べてプロフィール写真が良すぎる場合は、安易にいいね！をしないようにしましょう。

年齢に似合っていない高所得者

業者が投資を勧める上で大事なことは、儲かっているというアピールです。

理由は、投資によって「人生が潤っている」ことを証明した方が説得力があるから。

例えば、25歳男性の平均年収は320万円ですが、「年収800万円」と平均年収よりも遥かに高い年収を書いている人は注意しましょう。

また、写真で高収入アピールしている人の特徴はこちらです。

中には、稼いだお金として札束や投資の明細書を載せている場合もあります。

このようなに、「儲かっています」「成功しています」アピールをしている人には注意をしましょう。

しかし、このような写真掲載している人を全員疑うのはあまりおすすめではありません。

中には、海外旅行やホテル巡り、グルメ巡りを趣味としている人もいます。

写真1つで判断するのではなく、プロフィールや会話の印象で判断しましょう。

外国人

投資詐欺の犯人としてよく挙げられるのが、外国人です。

日本人の名前にもかかわらず、プロフィールの日本語がおかしい場合は、海外から日本人に投資勧誘を行う外国人ユーザーの可能性があります。

しかし、純粋な恋愛目的で日本人とマッチングしたいと思っている外国人もいます。

「外国人が危ない」ということではなく、これまでに紹介した特徴に当てはまる外国人の場合には警戒したほうが良いくらいに考えるとよいでしょう。

マッチングアプリで投資を勧める男女のメッセージの特徴

プロフィールに投資業者の面影がなくても、メッセージで業者の本領を発揮することがあります。

マッチングアプリで投資を勧める男女が送ってくるメッセージの特徴はこちらです。

それぞれ詳しく解説します。

女性から積極的にメッセージを送ってくる

マッチングアプリで女性から職業や趣味、普段の過ごし方など、積極的に質問されたら嬉しいですよね。

しかし、これはあなたの年収や行動パターンを把握して、投資勧誘ができるかを伺っている場合があります。

あなたに興味があるフリをし、信頼させることで、勧誘しても素直に受け入れてもらえるようにコントロールします。

女性から積極的なアプローチに舞い上がることなく、冷静に判断しましょう。

LINE以外のメッセージツールに誘導される

メールアドレスや電話番号、メッセンジャーアプリなど、LINE以外の連絡先を聞いてくる場合は、情報収集目的の業者の可能性があります。

連絡手段として、ほとんどの人がLINEを使っていますが、それを使わないというのは違和感を感じるはずです。

LINE以外のツールへの誘い文句の例はこちらです。

LINEをやっていないから〇〇というアプリを使ってほしい。

スマホの調子が悪くてLINEが届かないから、代わりに〇〇でやり取りしませんか？

普段から○○というアプリを使っていて、そっちの方がすぐ返信できるから、一緒に使ってくれない？

相手が指定するツールは、電話番号やメールアドレスなどの個人情報の入力やメッセージを送るために課金しなければならないこともあります。

このように、不自然な理由でLINE以外のメッセージツールに誘導される場合は、業者を疑ったほうが良いでしょう。

遭ってもいないのに告白やプロポーズをしてくる

マッチングアプリでは、ネット上での出会いということもあり、最初はお互いをよく知らない状態です。

だからこそ、コミュニケーションを多く取り、デートを重ね、交際に発展していくことが望ましく、これが一般的な流れになります。

しかし、まだデートもしていないのに、「付き合ってほしい」「結婚してほしい」と展開を急ぐようなアプローチがくる場合は業者の可能性を疑いましょう。

業者は早く投資話をしたいため、関係性の発展を急ぐ傾向があります。

結婚後の生活資金と偽るロマンス詐欺もあるので、会っていない人からの告白やプロポーズは受け入れないようにしましょう。

会うことを嫌がる

性別やプロフィールを偽ってやり取りをしている業者は、会うと正体がバレてしまうため、なかなか会ってくれません。

相手が業者でなかったとしても、何度デートに誘っても断られるのであれば、他の人を探しましょう。

関係性が発展しない人とのやり取りは時間の無駄です！

マッチングアプリでよくある投資勧誘の手口

マッチングアプリの投資詐欺で代表的な手口は以下の3つです。

最初は恋愛目的で近づく

業者はいきなり投資話をするのではなく、最初は恋愛目的と偽って近づいてきます。

「好きな人からのお願いや誘いに断れないようにする」ため、自分に対して恋心を抱かせます。

そして、自分に好意を持ってくれていることが分かると、投資話をし始めて勧誘するのです。

中には、投資詐欺とは気づかずに相手の上手い話に乗って騙されてしまう人もいます。

お金の絡む話が出たら一度立ち止まり、冷静に考える余裕を持ちましょう。

結婚話から資産運用の話をされる

結婚話から将来のための資産運用として、投資に勧誘するのも代表的な手口です。

将来は子供が欲しいね、教育資金が必要だ。

絶対にマイホームが建てたいから資金作りが重要だと思うんだ。

お互いの親も介護が必要なときがくるから、介護資金をためておこう。

結婚式は盛大にやりたいよね、今からお金をためておかないといけないと思う。

業者は、相手にお金を出させたい一心で、わざと期待させたり不安を煽ったりするような話をします。

具体的に結婚の話がないうちに、このような話をされたら必ず疑いましょう。

詐欺仲間に紹介される

友達への紹介は、恋人として認められたような気持ちになって嬉しいですよね。

友達に紹介したい。

君を自慢したいから友達に会ってほしい。

友達が投資をやっているから、一緒に投資の勉強をしない？

友達とは、詐欺を働いている仲間のこと。

このような集まりに誘う目的は、詐欺仲間にターゲットの紹介です。

「投資で儲かっている友達がいる」「投資に詳しい人がいる」など、詐欺仲間に会う口実を作ります。

そして、複数人で投資に勧誘することで、断りづらくするのです。

必ず、周りの誘いに流されず断り続けるようにしましょう。

マッチングアプリで投資勧誘をされた時の対処法

どんなに気をつけていても、投資勧誘をされることがあります。

マッチングアプリで投資勧誘をされた時の対処法は以下の4つです。

はっきり断る

マッチングアプリで投資勧誘をされたら、必ずはっきり断りましょう。

ポイントは言い切りすることです。

あいまいな返答をすると、相手は投資話をやめてくれません。

はっきりと「興味がない」と伝えましょう。

LINEやメッセージをブロックする

ブロック機能を使って、相手との連絡手段を遮断してしまうのも1つの方法です。

「連絡する気はない」ことを伝えて、すぐにブロックしましょう。

ただし、LINEでブロックした場合、あなたの情報は相手のデータ上に残ったままです。

また、業者かどうか判断がつかない場合は様子を見ることも必要です。

業者と分かったらすぐ行動に移しましょう。

マッチングアプリの運営会社へ通報する

投資勧誘への断りやブロックをしたら、マッチングアプリの運営会社にも通報をしましょう。

通報する時は、以下の内容を送ると適切に対処してくれます。

サイトの質を低下させる業者は、運営側にとっても排除すべきユーザーです。

人助けの意味もありますので、運営に通報をしましょう。

専門機関に相談する

実際に金銭のやり取りをしてしまった場合は、専門機関に相談をしましょう。

投資詐欺の相談ができる専門機関はこちらです。

相手とのやり取りの証拠を持って、しっかり相談をしましょう。

場合によっては裁判になることも考えられます。

その時には、専門知識のある警察や弁護士に協力してもらいましょう。

投資勧誘が少ないマッチングアプリの特徴

マッチングアプリで投資詐欺に遭わないためには、業者が少ない安全なマッチングアプリを使うことが大切です。

安全性の高いマッチングアプリの特徴はこちらです。

本人確認の提出が必須である

マッチングアプリの会員全員に対して、本人確認書類の提出を義務化しているマッチングアプリを選びましょう。

さらに、生体認証技術で提出書類の人物が、実在するかを確認しているアプリもあります。

本人確認と生体認証の両方を済ませている人は、業者である可能性がかなり低いです。

ただし、本人確認しているからといって、「100％業者ではない」とは言い切れません。

警戒心は常に持っておきましょう。

運営側による24時間の監視体制がある

運営側による24時間の監視体制があるマッチングアプリも、投資勧誘は少ないです。

不審なメッセージや写真を発見したらすぐに注意喚起をしたり、ユーザーからの通報にも迅速に対応したりしてくれます。

また、マッチング後の1通目を運営側がチェックし、いきなり外部サイトへ誘導されないように確認も行なっています。

深夜にやりとりが始まっても、24時間監視してくれているので安心安全です。

ユーザーからの通報機能がある

悪質ユーザーの通報機能があるマッチングアプリもおすすめです。

通報機能は、運営側が気付かないうちに紛れ込んだ業者をユーザーからの報告で見つけることができます。

ユーザーからの通報を受けた場合、調査が行われ、内容によっては強制退会といった措置をしてくれます。

怪しいと思ったことを具体的に報告して、運営側に調査してもらいましょう。

男女共に有料である

男女ともに有料であるマッチングアプリは、真面目に出会いを求めている人が多く、投資勧誘が少ないです。

男女共に無料、男性だけが有料のアプリは、金銭面で負担が少ないため、業者も利用しやすくなります。

しかし、男女共に有料は業者の負担が大きいため、投資勧誘を持ち出すユーザーもほとんどいません。

真剣に出会いを求めているなら、有料アプリを使いましょう。

まとめ

マッチングアプリで投資勧誘をしてくる人は少なからずいます。

プロフィールやメッセージ上で怪しいと思ったら、ブロックや通報をしましょう。

もし、勧誘をされたらはっきりと断ることが大切です。

マッチングアプリでの投資勧誘に注意しながら、素敵な人を見つけましょう！

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