マッチングアプリは、近年多くの人々が恋人を見つけるための主流のツールとなっています。
しかし、その便利さの陰で利用者を騙そうとする詐欺の手口も増加しています。利用する場合は危険な男に引っかからないよう注意しなければいけません。
とはいえ、プロフィールの内容や数回のデートで相手の男性が怪しいかどうか判断するのは難しいでしょう。
そこでこの記事では、マッチングアプリに多い詐欺の手口や、注意すべき詐欺男の特徴を紹介します。
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マッチングアプリの詐欺男の手口9選
マッチングアプリでよく見られる詐欺の手口は、主に以下の9つです。
- 投資詐欺
- 結婚詐欺
- ロマンス詐欺
- マルチ勧誘
- 借用詐欺
- デート商法
- 副業詐欺
- 写真詐欺
- 別人詐欺
それぞれ詳しく紹介します。
投資詐欺
投資詐欺は、マッチングアプリ上で出会った相手に投資を促される手口です。
最初は些細な金額から始まり、信用させるために小さなリターンを得られるように仕向け、更なる大金を投資させます。
しかし、実際には約束されたリターンは存在せず、投資した資金が手元に戻ってくることはありません。
結婚詐欺
結婚詐欺は、結婚を前提とした真剣な関係を装いながら、実際は金銭を目的としている手口です。
長期間にわたり信頼関係を築き、結婚資金、家の購入、生活費などの名目で金銭を要求してきます。
しかし、お金を渡した瞬間に相手の態度が豹変するか、あるいは一切連絡が取れなくなります。
ロマンス詐欺と似ておりますが、結婚詐欺は何度か実際に会って本気で結婚するかのような振る舞いをします。
ロマンス詐欺
ロマンス詐欺は、被害者が恋愛感情を持つことを利用した手口です。
詐欺男は愛情表現を駆使し被害者が恋愛感情を抱くよう仕向けた後、病気の治療費やトラブルでの費用などさまざまな理由で金銭を要求してきます。
また、海外に住んでいると偽り、緊急事態を理由に金銭援助を求めるパターンも多いです。
しかし、実際にはそのような状況は存在せず、お金を送ると連絡が途絶えます。
マルチ勧誘
マルチ勧誘詐欺は、新たなビジネスチャンスや投資の機会と偽り、高額な参加費や商品の購入を促します。
マルチ勧誘詐欺の手順は以下のとおりです。
- 信頼関係を築く
- 成功した方法を紹介する
- 「一緒にやってみない?」と誘う
一見魅力的に見えますが、実際には高額な投資をさせられて結局は損をするだけです。
商品を購入させて、その商品を他の人にも紹介することで報酬が入る仕組みが一般的ですが、商品を販売できなければ、その商品を自分で購入しなければなりません。
借用詐欺
借用詐欺は、一見すると親切な人物が急な医療費や家賃の支払いなどを訴え、小額の金銭を貸してほしいと頼んでくるケースです。
初めは小額であっても、一度お金を貸すとその後も様々な理由をつけては繰り返し借金を頼んできます。
最終的には大きな金額を貸してしまい、相手が音信不通になるパターンが多いです。
相手に恋愛感情を抱きすぎると、同情や「自分がなんとかしてあげなきゃ」と自分が借金をしてまでお金を貸してしまう人もいます。
デート商法
デート商法は、実際に会う約束をして高級レストランや商品の購入を促す手口です。
初めて会う相手としては異常に高価な場所でのデートを提案し、食事や商品の代金を払わせることで金銭を騙し取ります。
また、その場で商品を購入させたり、サービスに加入させたりすることもあります。
副業詐欺
副業詐欺では、マッチングアプリで仲良くなった後、魅力的な副業やお金儲けの話を提案してきます。
一見すると魅力的に見えますが、実際には金銭を騙し取るための虚偽の話がほとんど。
それっぽいサイトや実績を見せて、誰でも稼げると見せかけます。
しかし、コンサルティング料として数十万もの金額を払わされるため、お金がない人は釣られないようにしましょう。
写真詐欺
写真詐欺は、マッチングアプリの中で誰もが遭遇する詐欺です。
偽のプロフィール写真や加工された写真を使用して、自分をよく見せようと偽ります。
実際に会ってみると、別人に見えるくらい違う人が来ることもあるでしょう。
相手の好意を引き出したり、信頼を築いて金銭を騙し取ったり、さまざまな手口があります。
別人詐欺
写真詐欺と似ていますが、さらに一歩進んで完全に架空の人物や別人の写真を使ってプロフィールを作成しているケースです。
プロフィール写真が、他の人と比べて異様にイケメン・美人すぎる場合は、ネットにある写真をそのまま掲載している可能性があります。
本人確認を行なっていない人が別人の写真を掲載しているケースが多いので、写真の良さに惹かれないようにしましょう。
マッチングアプリの詐欺男の特徴8選
マッチングアプリでの詐欺を避けるためには、どんな男が危険なのか知っておくことが重要です。
特に注意すべき詐欺男の特徴は以下の8つ。
- プロフィールで芸能人の写真を使っている
- 高年収アピールをしている
- メッセージですぐに会いたがる
- 自己紹介文に「副業」「投資」などのワードが入っている
- デート中に他の人を呼ぼうとする
- 別サイトに移行したがる
- 日本語がおかしい
- 会ってもいないのに「結婚しよう」と言ってくる
それぞれ詳しく紹介します。
プロフィールで芸能人の写真を使っている
詐欺男は芸能人やインフルエンサーの写真を不正使用してプロフィールを作成します。
実際にSNSでも被害を報告する人がいます。
お客さんにDMで教えてもらったんやけど、たくやがオレの写真使ってマッチングアプリやってるらしいぞ! pic.twitter.com/qc4h60TGxL
— ニューヨーク 屋敷 (@NYyashiki) January 15, 2021
Tweetを表示
容姿が優れたプロフィールに遭遇した場合は、画像をインターネットで検索してその人物が本物かどうかを確認しましょう。
高年収アピールをしている
職業欄に医者、弁護士、起業家などと記載し、自己紹介文でも高収入でアピールする人もいます。
しかし、実際の職業は普通の会社員やフリーターの可能性もあるのです。
マッチングアプリは自由にプロフィールを設定できるため、モテるために嘘をつく人も少なくありません。
特に、高収入をアピールする男に出会った場合、すぐに信じず、疑いの目を持っておきましょう。
そして、より関係を深めるタイミングで職場や仕事内容などを確かめ、嘘ではないかをしっかり確認することが大切です。
メッセージですぐに会いたがる
詐欺男は関係を急速に進展させようとする特徴があります。
メッセージが2〜3往復ですぐに会おうとする場合は注意が必要です。
オンラインで会話するよりも実際に会って勧誘した方が効率が良いからです。
やり取りが始まって間もない時に会う場合は、必ず他の人がいる場所や何かあったときにすぐ帰れる場所を選びましょう。
自己紹介文に「副業」「投資」などのワードが入っている
マッチングアプリ上でのプロフィールや自己紹介文に「副業」「投資」といったワードが含まれている場合は注意が必要です。
これらのワードを使う人は、恋愛や友情を装いながら実はユーザーを怪しい副業や投資に誘い込もうとしている可能性があります。
投資詐欺は特に損失が大きくなりがち。
「副業」「投資」などのキーワードがプロフィールに含まれている場合は慎重にやりとりしましょう。
デート中に他の人を呼ぼうとする
デート中に「知人を呼んでみんなで楽しもう」と提案するケースがあります。
特にマルチやビジネス勧誘に多く、師匠やサークルの責任者などを呼ぶことが多いです。
最終的にグループを通じて信頼を築き、高価な商品やサービスを売りつける、あるいはリスキーな投資に誘ってきます。
まだ打ち解けてない状況で、他の人に呼ぼうと提案された場合は必ず断り、そのデートを中止しましょう。
別サイトに移行したがる
マッチングアプリ内での会話を早々に別のメッセージアプリやサイトに移行しようとする場合、詐欺のサインの可能性が高いです。
「アプリに慣れてないから」「そろそろ有料会員の時期が終わるから」と誘ってくる場合が多いです。
この行動には、マッチングアプリのセキュリティ機能を回避し、個人情報を収集したり、不正なリンクに誘導したりする意図があります。
個人情報の漏洩や金銭的な損失を防ぐために、見知らぬ人とのやり取りをアプリ外で行うことは避けてください。
LINEなどで連絡手段の交換をする場合は、なるべく初デート後にしましょう。
日本語がおかしい
やり取りをしている中で、日本語がおかしいと感じたら注意しましょう。
外国人が翻訳ツールを使ってメッセージを送っている可能性が高いです。
文の構造が変だったり、まったく意味が通じない表現を使ったりしているメッセージが来たら、危険なのでやり取りをやめて無視しましょう。
外国人とマッチングした場合は、まだ日本語の練習中なのか、詐欺師なのかが分かりづらいので要注意です。
会ってもいないのに「結婚しよう」と言ってくる
本当に大切な関係を築こうと思っている人は、まず相手のことをよく知ろうとします。
会って話をしたり、共通の趣味を楽しんだりして、徐々に信頼関係を築いていくよう努めるでしょう。
しかし、詐欺を働く男は早い段階で「結婚しよう」と言ってきます。
これは、相手の感情を利用して信用させようとする手口です。
特にまだ会ってもいないのに急にそう言われるときは、信じ込まず、連絡をやめましょう。
マッチングアプリの詐欺事例一覧
マッチングアプリにおける詐欺の事例は、現在まで数多く報告されています。
事例の内容は個人情報を取られたり、金銭を騙し取られたりなどさまざまです。
ここでは、3つの詐欺の事例を紹介します。
会員数500万人の婚活アプリで出会った男性から結婚詐欺を受けた
婚活アプリで出会った男が、被害者に年齢や婚姻歴を偽り、結婚しようと騙した。
結婚式にかかる費用などは全て被害者が立て替えるという名目で出費させられており、そのお金は一切返そうとしなかったため裁判に持ち込んだ。
引用:東洋経済ONLINE
後ろ姿の美女の写真を設定している40代女性からロマンス詐欺を受けた
マッチングアプリ内で出会った後ろ姿をプロフィール写真に設定した40代の女性が、筆者を騙そうとした。
やりとりしていると、ところどころ日本語がおかしく、筆者が詐欺専門の記者だと名乗ると途端に様子がおかしくなって連絡が取れなくなった。
引用:Yahooニュース
デート中にマルチ勧誘を受けて40万円のタブレットを買わされた
マッチングアプリで出会った女性が、被害者に「投資でもうかる情報が入っている」というタブレットを40万円で売りつけた。
マルチ商法だと感づいた被害者だったが、その場で消費者金融に電話をさせられ契約してしまった。
引用:NHK「みんなでプラス」
マッチングアプリで出会った詐欺男の対処法
マッチングアプリで、もし詐欺男に出会ったら、すぐに対処することが必要です。
ここでは騙された時の対処法や騙されないための方法を紹介します。
怪しいと思ったら証拠を残す
やり取りしている男性との会話で、少しでも怪しいと思ったら証拠を残しましょう。
- しきりに将来の話をする
- 急に「妻」と呼ぶ
- ハンサムな写真を送ってくる
- 個人情報を聞かれる
- 「お金貸して」と言われる
やり取りの画面をスクショしたり、トーク履歴を保存したりするなど、証拠として必ず残しておきます。
万が一、騙されたり、被害に遭ったりした時は証拠として警察や弁護士に提出できるようにしておきましょう。
ブロックか通報する
相手が詐欺男だと感じた場合、すぐにブロックして通報しましょう。
マッチングアプリ内では通報用の窓口も用意されています。
そこで相手とどのようなやり取りをして詐欺だと気づいたのかを説明しましょう。
また、連絡先を残しておいても相手から不快なメッセージが送られてくる可能性も考えられます。
そうならないためにもブロックしておけば安心です。
個人情報を教えない
相手が詐欺男かどうかには限らず、マッチングアプリで出会った男性に簡単に個人情報を教えるのはやめましょう。
詐欺男だった場合、個人情報を教えてしまえば悪用される可能性が高くなります。
あなたの個人情報が他の詐欺男グループに流れており、別の詐欺に発展することも考えられるので要注意です。
LINEを交換しない
LINEも個人情報のひとつです。
もしアカウントがバレた場合、乗っ取られたり、何度も業者から連絡がきたりすることも考えられます。
万が一LINEを交換してしまった場合は、すぐにブロックして削除しましょう。
ただし、こちらが連絡先を削除しても相手のLINEには情報が残っている状態なので、まだ会ってもいない男性にLINEを教えないのが得策です。
デート中に他の人を呼ばない
マッチングアプリ上にはビジネス系やマルチ商法の勧誘を目的に利用している男性も多くいます。
マルチ商法の男性と会うと「他の人を呼んでも良いかな?」などと聞かれることがあります。
そのような場合は絶対に了承してはいけません。
セールスが上手い人を呼んで高額商品を勧めてくるため、呼んでいいか聞かれたら必ず断りましょう。
お金を払わない
マッチングアプリの詐欺男には、絶対にお金を払ってはいけません。
「財布を落とした」「今急にお金が必要で…」「この商品を買えば人生が変わる」などと巧みな言葉でお金をだまし取ろうとしてきます。
「必ず返す」と言われても100%返ってこないため、毅然とした態度で断りましょう。
警察に連絡する
悲しいことですが、もし詐欺に遭ったらすぐに警察に連絡しましょう。
マッチングアプリ内にはいざという時の連絡先が掲載されているため、何かあった時はそちらを利用してください。
警察では被害届の提出を24時間365日受け付けてくれます。
また、電話やインターネットでの相談も可能なので、ためらわずに相談しましょう。
まとめ
この記事のまとめ
- マッチングアプリで騙された人の数は決して少なくない。
- 騙しの手口の種類は色々あるが、最終的には金銭を要求されることが多い。
- 騙されないために、お金は人に貸さない。
マッチングアプリの本来の目的は、出会いを探している男女を結ぶことです。
しかし、中には人を騙すために使っている場合もあります。
危険はどこにでもあるので、回避するためにはあなた自身が気をつけなければいけません。
「マッチングアプリ=詐欺があるから危ない」ではなく、詐欺はどこにでもあるので、騙されないように気をつけて利用するようにしましょう。